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諸国漫遊記
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(会場にはたくさんのプエルトリコ国旗が舞った)

 4月12日、ニュージャージーのカジノ、アトランティックシティにあるボードウォークホールで激戦区ウェルター級のWBAとIBFダブル世界タイトルマッチが行われた。WBA王者ミゲール・コットは挑戦者同級9位のアルフォンソ・ゴメスを寄せ付けず5回TKO勝利。IBF戦は挑戦者同級4位のアントニオ・マルガリートが3年前に敗れたリベンジに燃える王者カーミット・シントロンを返り討ち、6回KO勝利となった。


 この日の試合の結果にともない、いよいよフロイド・メイウェザー戦を目指した激戦区ウェルター級戦線も架橋を迎えそうだ。大方の予想通り勝ち残ったのは大本命コット、対抗のマルガリート、両者共に完勝し明確な形で次へのラウンドへと自らを進めたといえる。
 ”プエルトリカン対メキシカン”をこの試合のプロモーションの一つとして掲げていたプロモーターのボブ・アラムだったが、やはり当日の会場は自国の英雄を応援するプエルトリカンが大半を占めていた。コットはザブ・ジュダー、シェーン・モズリーとのビッグマッチで連勝したことで勝者の風格をさらに漂わせるようになり、やはりこの日も存在感は抜きん出ていたと言える。もう一方の勝者、マルガリートもこの日見せたボクシングで改めてその実力を証明したが、やはりネームバリューではコットのそれと比べると見劣りする感は否めない、それでももしボブ・アラムが試合後の会見で発言したように”7月26日、コットVSマルガリート”戦が実現すれば両国のライバル関係の歴史に新たな1ページが加えられるのかもしれない。

「僕は試合を続けたかった、、、」試合後そう語ったアルフォンソ・ゴメスは米国ボクシング・リアリティーショー”コンテンダー”で注目され、その後アルツロ・ガッティを引退に追い込むKO勝ちをし、このタイトル挑戦権を得たのだが、もしドクターがあそこで止めていなくとも、間違いなく終盤に彼は倒れていただろう。それほど自力の差は歴然で、試合はまるでプロとアマのスパーリングを見ているようでさえあった。


(この日の主役WBA王者ミゲール・コット)

 初回、積極的に頭を振りインサイド勝負を仕掛けてきたゴメスだったが、コットの芯を打ち抜く重いジャブ、それ1本のみでシャットアウト。そしてそのジャブ数発だけでゴメスの顔面は早くも赤みを帯び始め、終了直前にはそのジャブでゴメスがよろめいた時、既に試合の結果は透けて見えていた。
 続く2回、コットはさらにプレッシャーをかけていく、右の強打からボディに繋ぎ、さらに追撃し右ボディで早くもダウンを奪うと、その後は完全に試合をコントロールし、スウィッチやステップを多用。ゴメスも時折、カウンターの右をヒットさせるがコットにダメージを与えるまでには至らず、1発のパンチをもらうと身体を固めて後続打をもらわないようにするのがやっとだった。
 3回終了直前にはジャブからの左アッパーをボディに突き刺しダウンを追加。もはやコットの出すパンチ全てがヒットする展開の中、5回にはジャブだけでまたもゴメスはダウン。その後のインターバル時にドクターはゴメスの右目が腫れで塞がっているのを見て試合を止めた。
「私は誰でもベストの状態で相手をする。」コットの戦績は32戦32勝(26KOs)敗れたゴメスは24戦18勝4敗2(8KOs)


(両者の実力は予想を超えた差があった。)

 試合開始、シントロンは強気に打ち合っている中、既に過去の試合のことを思い出していたのではないだろうか?
 2005年、マルガリートがWBO王者、シントロンが無敗の挑戦者としてタイトル戦を行った時、挑戦者はなす術無く5回にセコンドのタオル投入によりTKO負けを喫した。しかし両者は王者、挑戦者の立場を変えこの日のセミで再び対戦することとなった。
 直前会見の時二人の姿は好対照だった、穏やかな表情でシントロンに話しかけるようにして語っていたマルガリートに比べ、王者は会見時に挑戦者を一見さえもしなかった。そしてこの日のリングインでもメキシカンは落ち着いた表情で上がったのに対しプエルトリカンは自らを叱咤するように雄叫びを上げた。しかし、怒りにも似たマルガリートに対するシントロンの感情は脆くも試合中盤崩れていった。


(一休み、一休み)

 初回からシントロンは右フック、マルガリートはジャブと右ストレートを軸に積極的なラリーを展開。2回に挑戦者が接近戦から右ショートアッパーを当てて、突破口を開くとノンストップの連打。王者は右の単発のパンチに頼りがちになる。4回にはジャブで距離をとろうとするシントロンだったが、マルガリートの伸びのある右ストレート、ジャブに捕まり、またもや連打の餌食へとなる。防戦を強いられサイドステップについていけず、身体を丸め背を向ける場面が増えてくると迎えた6回、ロープにつかまった所で右ストレート、左フックボディをもらい崩れ落ちるようにしてダウン。そのままシントロンは立ち上がることなく屈辱の10カウントとなった。
 ポール・ウィリアム戦ではスロースターターが敗因となりタイトルを失ったマルガリートだったが、この日は初回からのハイペースで課題を克服「あの敗戦から多くを学んだ。」と試合後語ったマルガリートの戦績は42戦36勝5敗1無効試合(6KOs)。
 「何とか立ち上がって(前回とは違った)自分を見せたかったが、何も表現できなかった。」タイトル、自信ともに失ってしまったシントロンの戦績は31戦29勝2敗(7KOs) 


(マルガリートと

 
コット、果たしてどちらが頂点へのぼりつくのだろうか、、)

 
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