忍者ブログ
Admin*Write*Comment
諸国漫遊記
[535]  [534]  [533]  [532]  [531]  [530]  [529]  [526]  [525]  [518]  [524
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


(それでも、なにより彼女が頑張った事が大前提である)

 3年前の秋、僕は中米の国、コスタ・リカは首都のサン・ホセにいた。ヘビー級の試合があるのを知ったからだ。

 そのアンダーカードではこの日デビューを迎える一人の女子ボクサーがいた。試合前の練習時や計量の日もメインの選手達に続いてインタビューを受けていて、何やら人気が抜群だったよ。聞く所によると元コスタ・リカのトップアマ選手の娘だとか。

 とにかくそんな小さくない注目の中でのデビュー戦、相手はニカラグアのぽっちゃりとした同じデビューの選手。

 開始と同時に飛び込む彼女、済みません。実はその名を覚えていないのです。

 とにかくそのコスタリカーナが攻めるのだ。相手は驚く程、素人のようなパンチを繰り出している。これは確実に彼女の為だけのデビュー戦なのがすぐに分かった。

 しかし、嗚呼、コスタリーナ、動きがとても固いのだ。そしてニカラグアーナのパンチが以外と当たってしまうのだ。

 コスタリーナの練習を見ていたけれど、確かに腰の入った良いパンチを打っていたよ。しかしこの目の前にいる彼女は腰が抜けていて、まさかの展開が起きそうな予感がするのだ。

 しかし確か3回に入った時か、コスタリーナの連打が入った所で試合はストップ。最後には力の差がはっきりと出る形で、彼女は何とかデビュー戦を勝利で飾っていたよ。あれだけの差があっての対戦でも何かかが起きる可能性がある、真剣勝負なのだと思った。

 ボクシングにはマッチメイクをしたその時点で、殆ど勝敗が決まっている試合が沢山ある。しかし、それが覆される瞬間も確実にある。

 あのマイク・タイソンがデビューしたとき最初の約1年間で19試合を戦い、殆どの試合を早い回で倒し、パーフェクトレコードを飾っていた。

 その圧勝の裏で彼のマッチメイクでは「絶対に、ほんのわずかでも負ける可能性がある相手とはやらなかった」と言った意味が書かれた書物を読んだ事がある。

 それ程、マッチメイクは大切で、その時点で決まっている事の大きさを認識出来るか出来ないかで、ボクシングの真実の部分が見えて来る。もちろん、深いレベルで試合を組む、マッチメイクにだけ限った事の話だけれど。

 コスタリカーナはその後、順調に”彼女の為の”マッチメークをこなし、とある団体の世界王者になったようだ。

 海外ではその両極端、ほぼ”勝”かほぼ”負”の明らかなデビューから始まる事が多い。


 *八王子中屋BOX

 10月3日(日)、大阪で日本ミドル級タイトルマッチに挑む淵上誠選手の地元鹿児島で制作された大応援幕について
 淵上誠、出身地からの応援幕
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  • ABOUT
5年のNY生活、約2年の旅を振り返ります!
  • 王者になるまで
  • 八王子中屋ジム試合風景
  • 八王子中屋ジム練習風景
  • 最新CM
[05/09 ジムHP管理人]
[05/05 あめちゃん]
[08/04 管理人]
[08/04 管理人]
[08/02 ボクサーひこ]
  • カレンダー
11 2019/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
  • プロフィール
■管理人:
中屋一生
■中屋一生 E-mail issei45456@hotmail.com

■掲載した記事・画像・映像を無断で複製・転載・販売することは固くお断り致します。

プライバシーポリシーについて
  • バーコード
  • ブログ内検索
  • アクセス解析
Copyright © 諸国漫遊記 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]