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諸国漫遊記
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 ベルリンに向う前に、ウルズベルグという町でまたもや南米旅行のときにあったドイツ人と再会してきました。

 アンソニーというアメリカ人で黒人の父とドイツ人で白人の母との間で生まれた僕と同い年の学生です。彼とはペルーで出会いました。マチュ・ピチュと呼ばれるインカの遺跡にケルンで出会ったダーク、あと彼等が前日にナンパした現地の女の子と、僕の4人で登ったのが8ヶ月前でした。夜中にバイクで駅まで迎えにきてくれた彼は非常に懐かしがり迎えてくれましたが、僕は何故かついこの間のように感じられました。
 一つの所に留まり生きていく者、移動し続ける中で生きている者、それぞれの中では時間の流れが違うのかもしれないいですね。
 何やら出会いと別れを頻繁に続け過ぎ感情が摩耗していそうで、自分自身、若干不安に感じているこのごろです。


(アンソニー君、久しぶり。)


(ドイツでは原付でもヘルメットありなら二人乗りできるそうです。)

 「いい所があるんだ」というアンソニーの誘いによりある場所へ向いました。なんでもこの街出身で日本と馴染みのある人物のミュージアムがあるらしいのです。
 ということで向ってみました。
 

(シーボルト博物館、ああ、彼ね、彼。で、彼ってナニした人だっけ?医者?オランダ人じゃなかったっけ?)


(日本人の観光客がよく来るそうです)


(こどもの日、生まれたんですよ、僕、この日に)


(鶴、)

 館内ではシーボルト関係の者は撮影禁止だったので写真は撮れませんでしたが、各資料を読み彼がどんな人物だったか思い出しました。鎖国時代、出島の阿蘭陀商館医だったんでしたね。自国の歴史を知る事の大切さをまたも感じた次第です。館内にいた人達に質問攻めにあい、困りました、今度勉強して出直してきます、すみませんでした。

(仏が見える)


(彼がアンソニー君です)

 彼のアパートには2日間ほど滞在させてもらいました。週末には引っ越すとの事で部屋にはほとんど荷物がなく、きっと忙しかっただろうに迎えてくれた非常に感謝です。
 別れ際に「今度は日本で、」とお互い約束しました。その時までには感情の摩耗が消えていたらと思います。
 まぁ、僕も不安一杯の未来に向けてもう少し頑張らなければなりませんね。


(日本では僕が君に食事をごちそうしますからね。)

 今度はベルリンです。



 
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 今日はキングの異名を持つIBF世界ミドル級王者アブラヒム・アーサーの試合です。


(草冠被ってソード装備して、カッコいいですね。ただ、せめて相手にも何か与えてあげればいいのに、これでは丸腰じゃないですか、一瞬、何の宣伝かと思いましたよ。)

 このヨーロッパ旅行の前、僕はアメリカ最後の試合をNJで観戦したのですが、その試合がアブラヒムと同級のWBC、WBOの統一王者、ケリー・パブリックの試合でした。またWBA王者のフェリックス・シュトゥルムの試合も7月にドイツで観戦していました。その他数人のミドル級トップコンテンダー達の試合もここ欧州で観戦していたので今回の彼の試合はミドル級という事、彼が無敗でアメリカでも度々名前を聞いていた事もあり、今までの試合の中でも特に楽しみにしていたものでした。

 が、

 試合当日の土曜昼、ボクシングニュースが掲載されているウェブページのファイトニュースをみて驚きました。「Flu KOs King Arthur!」と書かれた見だしの下でアブラヒムがベッドで横になっている写真が載っているではないですか!
 記事を読んでみると、朝起きたら王様が風邪を引いていて医者に見てもらったら今日の仕事は休みなさいと言われたそうです。そのため王様の仕事は来月の11月8日まで持ち越しになったらしいのです。

(嗚呼、、)


(頼むからおきてください、、)

 今まで1週間程前のアクシデント、前日の計量失敗でのキャンセルや延期はアメリカやこの欧州旅行でも見てきた事はありましたが、当日の朝に延期されるというケースは初めてでした。
 そんな初体験にナーバスになっていました。しかし、この日の試合は米国でも放送される予定になっており、前日ではなく当日の延期というのは想像以上の経済的ダメージを与え、そのためひょとしたら数時間後「ごめん、やっぱやるよ」ということのなるかもしれないと思い、とりあえずはマルクス君と市内観光をして、後でアリーナを覗いてみる事にしました。


(バンベルグの観光スポットの一つベニスっぽい場所ということで人気らしいです。)


(なんか微妙に傾いてますけどね、これは中大丈夫ですかね?)


(ドーム、バンベルグ版、とマルクス君)


(美しい光景ですね)


寒さに負けていそうなローズガーデン)

 さて、5時を回りまぁ、今日はやっぱりないだろうとは思っていましたが一応、マルクス君の車で試合が予定されていたジャコアリーナに向いました。
  そして、

 やっぱりやってなかったです(涙)。
 地元記者らしき人に「お前この試合の為にわざわざ日本から来たのか?残念だったな」と言われ写真を撮られました。まぁ、具合悪いんじゃ仕方がないですね、、、ただ、この日の為に合わせて練習、減量してきた挑戦者、アンダーカードの選手達の事を思うとやはりアブラヒムには猛省してもらい、次回の自身のファイトマネーを何%か皆に与えるくらいの器のデカさを見せてほしいほどですね。
 来月はよろしくお願いします、僕は多分トルコ出すけど、、、

 
(やってきましたジャコアリーナ、って、誰もいないですよ、やはり、、、嗚呼、虹がきれいですね、、)


(嗚呼、虹の向こう側で彼も安らかに眠っているのかな、、、)

 結局、空いた時間はマルクス君の友人達とバーで飲んでいました。

 こうして見るとボクシングは相手がいて初めて成り立つスポーツだと改めて実感しました。選手は当然相手を倒す為にリングに上がるのだと思いますが、倒す前にリングに相手が立っていてくれる事にまず感謝の念があってもよいのかもしれませんね。

来週のピーターVSクリチコ戦はどうか共に健康でいてくれますように!
 


 土曜の試合前日、バンベルグに到着いたしました。IBF世界ミドル級王者”キング”アーサー・アブラヒムの試合を観戦する為です。
 
 ドイツでは車の相乗りを募集するウェブサイトがありかなりの人々がそれを利用しているそうです。そのウェブサイトでそれを教えてくれた友人が、今回のケルンーバンベルグ行きの車を見つけてくれました。
 当日指定された場所で車を待つと、ドイツ人の中年の女性が黒のフォルクスワーゲンに乗ってやってきました。そこにもう一人のドイツ人女性が加わりなにやら妙な組み合わせでバンベルグへ向う事となりました。道中では記憶がない程よく眠っていましたが、バンベルグに4時間後につくと運転手が彼女の息子さんへと変わり僕達は中央駅まで連れて行ってもらう事になりました。そこで今回のカウチサーフィンのホストと会う約束をしていたのです。
 駅につきその事を運転してくれた彼に伝えると、なんと「君の事か、僕君の事知ってるよ」と言うではありませんか。話しをよく聞いてみると、彼は今回僕がお世話になるホストのアパートに数ヶ月前までルームシェアーをしていて、僕の事を彼から少し聞いていた、ということでした。彼等は土曜のメインのアブラヒムが練習するジムにたまに通っていて、僕が試合の為に来るということも聞いていたそうです。何たる偶然、その後、彼と共に僕は今回のホストの家まで連れて行ってもらえる事になりました。

 数分で車はある駐車場で止まるとそこには今回のホスト、マルクス君が待っていてくれました。彼に今回のいきさつを伝えると、彼も驚いていました。まぁ、当然ですね、こんなこと普通はないですよ。
 この日の夜は彼とその後ハンブルグからやって来た彼の友人達と共に夕食を食べ、他力に頼り切った1日が終わりました、皆さんありがとうございました。


(今回のホストのマルクス君、偶然ってありますよね)


(キッチンのなかにある螺旋階段の先にある屋根裏が今回の寝床です。面白い作りのアパートでした。)


(左から、ハンナさん、マルクス君、ペリー君、皆さん学生さんです。)

 10月1日はケルンで南米旅行の頃一緒に南下した友、ドイツ人のダークと再会しました。

 彼とはコロンビアのカリという町であって以来ペルー、ボリビアと約2ヶ月を共にしました。思い出します、いつも僕等は道に迷い、時間のことで言い争い、食事のタイミングが合わず、彼はビールばかり飲み、僕はコーヒーばかり飲み、とにかくケンカも多かったわけですが、しかし、それでも何故だかお互い別々に進もうとは考えたことが無く結局、ずるずると最終目的地の違いからチリで別れるまで一緒でした。
 チリ後、彼はブラジル、アルゼンチンと回り、僕はアルゼンチンを回っていました。その時に連絡は取り続けていたので数週間後、僕達は再びブエノスアイレスで出会い、ドイツでタイミングがあえばまた会おう、と言って3月頃別れたわけです。
 今思えば二人とも長く旅を続けていた最中だったので、一人で旅することが少し寂しくなり始めた頃だったのかもしれません。そんな時に気を使わなくてよい相手を見つけたことでひょっとしたら僕等はお互い自分らしさを保てていたようなきもします。彼といて言葉の壁や、カルチャーの違いなどを何度も感じました。多分彼自身もそうだったと思います。そうした中で付き合っていくことが大切なんですね、今頃、何となく分かってきました。

 そしてこの日再び再会した、何故だかお互いとりあえず笑い続けましたよ。
 

(メインステーションの側にそびえ立つケルンきっての名所、カテドラルドーム(教会)ダークと出会う前に立ち寄りました。)


(この日、僕はある重大なミスを犯し懺悔の気持ちで一杯でした、、)



(やぁ、ダーク、久しぶりだね、ちゃんと生きて帰ってきたんだね)

 再開後、彼の姉の家へ一緒に行き、彼の姉と初めてあったわけですが、似てました(笑)、特に鼻の辺り。ダークは背が180以上とドイツ人の中でも大きめなのですが、姉のアンチェさんもこれまたで高く、何やら顔の似た男女の巨大なドイツ人達に挟まれこの夜は夕食を共にしました。


(奥がアンチェさん、ものすごくポジティブで自然主義の弟と比べ素晴らしい方でした。非常に性格の良い兄妹達です。)

 なんでもアンチェさんは馬が大好きだそうで自分でも三頭の馬を所有しているとのことです。そこで翌日、その彼女の馬達に出会ってきました。


(ポニーですね。)


(大自然の寒い牧場)


(彼女は恐がりでした)


(やはり二人ともデカイ!)


(その後、もう一頭の馬を見に行きました。時間があればいつも一緒にいるそうです。確かに馬はかわいいですね、何となく動物が好きな人たちの気持ちが最近わかってきましたよ。)

 昼からはダークと共にケルンの街を歩き回りました。
 その後夕食を一緒に作り(主に洗い物だけでしたけど、僕は)ドイツ料理を堪能しました。
 

(川)


(何だこれ?)


(今しか出来ない、今だから許される事ってたくさんありますよね、)

そして翌日、僕はバンベルグという新たなドイツの街に出かけました今度会うときは日本かもしれませんね、ダーク、アンチェさん、元気で!


(今度は日本で!)

 バンベルグでは土曜にIBF世界ミドル級王者の”キング”アーサー・アブラヒムの世界戦があります。





 

 ”UNIVERSUM CHAMPIONS NIGHT IN HAMBURG"

 夕方5時頃、会場へ向いました。お隣にあるハンブルガーSVの会場では試合まっただ中、大歓声が聞こえてきました。それにしても毎度のことですがまさかまたこの場所に来るとは思いませんでしたね。やっぱ下手なことは何処でも出来ませんね、きっと。
 今回自分の席を確認してみるとなんとリングから3列目のTVモニター付きの席!そしてとなりにはこれまた恒例のスウィーディッシュライターMr、ペール氏!この旅の間、プロモーターの連絡先などを知りたい時には、メールのやり取りなどでいつもペールさんに助けてもらっていました。やはり大きな試合だと必ず誰かに会いますね。


(何やら怖く仕上がった今夜のポスター、迫力ありますね)


(サッカーはやっぱり規模が違いますね)


(嗚呼、こんなによい所にしなくてもよかったのに、、、)


(ペールさんお久しぶりです、って、なんかいつも同じポーズですね、彼の話しでは今夜が会うのは最後になるだろうとのことで、昔を少し振り返ってみましょう)


(初めての夜、一緒に道に迷いました。)


(スウェーデンの試合の時、やっぱ同じでしたね、ペールさん今度は日本で会いましょう)

 そして試合が始まりました。


(トップバッターはゴンザレス君相手はイタリア人のモハメッド・ベンビオウ)


(開始すぐにダウン!早すぎ!)


(結局ゴンザレス君の1回TKO勝ちになりました。ゴンザレス21−1−0、16KOs、ベンビオウ13−13−0、8KOs)


(後ろにはコリンさん、プロモーターのサンチェス氏も)


(やはり世界タイトルマッチの舞台は豪華ですね)


(やっぱ、豪華ですね)


(そしてペトラニ氏登場!連れてきた選手はついこないだ殴った相手。)


(しかし、こちらも初回に早くもダウン!)



(約一ヶ月前の二人の関係)


(そして今の関係。しかし、一体どういう経緯で一ヶ月前に戦った相手とトレーニングするようにつくようになったのでしょうか、、、試合は結局判定でペトラニ氏のボクサーは負けてしまいました)


(クリチコの試合では会場全部を使って満員でしたが、今夜は最上階バルコニー席、両サイドを暗幕で隠し、縮小しておりました。それでも6100人の観客が集まり、席自体はメインの頃には埋め尽くされました。)

 そして今夜の主要試合としてはじめにWBC世界ヘビー級タイトル次期挑戦者決定戦、同級1位ウラジミール・ビルキス(ウクライナ)と2位のフアン・カルロス・ゴメス(キューバ)の対戦です。

 初回からボディを積極的に攻めるゴメスは4回にビルキスを左フックで豪快に倒しダウンを奪い、それ以降も距離の掴めないロシアンをサウスポースタイルからの左ストレート、フックを立て続けに命中させ試合を完璧に支配ていました。11回にローブローで減点を受けたりもしましたがそれでも判定は明白で、117−110、117−109、115,111の3−0で判定勝利しました。
 この日の勝利によりゴメスはこの後10月11日に行なわれるWBC世界ヘビー級戦、ピーターVSクリチコの勝者への挑戦が決まり98年から02年の間返上するまで防衛していたWBC世界クルーザー級タイトル以来の2階級制覇を目指すことになります。
 ゴメスの戦績は44−1−0(35KOs)、ビルキス24−2−0(20KOs)


(サウスポーのゴメスは左ストレートを随所に好打、ビルキスはややスロースターター気味でした。)


(ビルキスはゴメスのパンチが見えていませんでしたね)


(痛烈な左フックでビルキスがダウン。ダメージもその後残っていました。)


(ダウン後はもうゴメスの左にビルキスは手が出ない状態でした、完敗です。)


(タイトル挑戦権獲得おめでとうございます、吠えてましたよ、ゴメス)


(キューバの亡命しないかぎりスポーツ選手はプロにはなれないので大変ですよね)

 続きましてはWBOインターコンチネンタルクルーザー級タイトルマッチ。
 ロシアンでWBO#2,WBA#9,WBC#10,IBF#12のアレクサンダー・アレクセーブVSアメリカンのWBO#15,WBA#11,WBC#15,IBF#15のロブ・カルウェルの対戦です。
 15戦全勝14KOとほぼパーフェクトの戦績のサウスポー、アレクセーブはスピードで79戦のキャリアを持つキルウェルを圧倒。サイズこそ無いがハンドスピード、テクニック、パワーと申し分ない実力を見せつるアレクシーブは2回に右フックでだめーじを与えるとキルウェルはたまらず自ら膝をつきダウン、その後左ストレートをまともうけ、レフェリーが即座にストップ。3RTKO勝ちとなりました。
 先にも書きましたがクルーザーにしてはサイズが少し足りないようにも思いましたが決してパワーに頼ってのKO量産型の選手ではないようで、近いうちにタイトル戦をするかもしれない好選手でした。
 アレシーブ 16−0−0、15KOs、キルウェル 70−8−2、56KOs


(キルウェル、恥ずかしいぐらいアメリカンでした。)


(アレクセーブ、まさに好選手。今後さらに期待できそうです。)


(ラウンドガール1)


(嗚呼、罰ゲームみたいなアメリカの国旗すごいですね)


(君も上るわけですね)

 そしてセミではカルサゲが捨てた返上のWBO世界S・ミドル級正規王座決定戦が行なわれ、同級3位のデニス・インキン(ロシア)が15位のフルヘンシオ・スニガ(コロンビア)を3−0の判定で破り新王者となりました。
 試合は手数のスニガをカウンターでインキンが迎え撃つ形となり、ロシアンのパンチの正確性が序盤はまさりました。しかし荒いが止まることのないコロンビアンのアタックに中盤、捕まることもありましたがすぐにペースを取り戻すとそのままポイントアウト、117−111、116−112、118−110での判定での勝利となりました。
 無敗王者のインキン戦績は34−0−0(24KOs)敗れたスニガは21−3−1(18KOs)


(手数を見ればスニガの方が上でしたが、僕はインキンの正確性をより支持しました。)


(ラウンドガール 2)


(インキンは再三右ストレートをカウンターでかぶせていました)


(彼も、勝てば皆上るわけです)


(リザーブの試合ではJrバンタム級の試合も挟まれていました。大きな体格の試合の後に見ると本当に小さく見えます。ドイツではこのぐらいのサイズの選手は少ないのかもしれません)


(山田さん、先日のメキシコ興行では君が代を歌って絶賛されたようです。いつも忙しそうですね)

 そして11時になりいよいよメインイベントです。
 リングの上に取り付けられた巨大モニターからTV番組がスタート試合前にそれぞれのインタビューされた姿が映り、選手入場、色々なセレモニーなどが終わった後にいよいよ試合が開始されました。
 WBA世界クルーザー級王者フィレット・アルスラン(ドイツ)が同級1位のギジェルモ・ジョーンズ(パナマ)を迎えたこの一戦、現在王者は去年の6月ハンガリーのブダペストでタイトルを奪取して以来2度の防衛をはたしている37歳。
 一方挑戦者のジョーンズは過去に98年の初挑戦以来、通算3度の世界タイトル獲得失敗(1敗2分け)からこの夜がとうとう4度目の挑戦となりました36歳。
 最後のチャンスになるだろうジョーンズは初回から左ボディから顎を狙ったアッパーへとパンチをつなげ初回から試合の主導権を早くも握りました。その1回、2回と全く手を出さずガードを固めているアルスランは3回からやっと単発ながら手を出し始めたのですが、それ以降も挑戦者の深い角度の左右アッパーに苦しめられ唇をカットし、ドクターチェックがその後に何度も入りました。
 中盤に入りスイッチを頻繁に見せる挑戦者はさらにアッパーを王者の顔面めがけ放ち続けました。そして10回アルスランの止まらない唇からの出血、そしてパンチをもらい続け手が出なくなるのを確認するとレフェリーが二人間に入り試合終了。新王者の誕生となりました。
 後に聞いたことではアルスランの唇はただ切れていたのではなく、一部ちぎれてしまっていたということです。
TKOタイム、2:33。
新王者のジョーンズは36−3−2(28KOs)
敗れたアルスランは29−4−1(18KOs)


(会場は満員、やっと始まります。)


(モニターに映し出される二人)


(おっ、サングラスカッコいいですね)


(開会セレモニー、山田さんも激写中)


(試合が開始するやジョーンズの深いアッパーがアルスランを襲います。)


(王者も単発で手を出しますが、体格でも一回り違ったジョーンズに押し負けている場面も多く見られました。)


(最後はレフェリーが間に入り終了、10RTKOでジョーンズが新チャンピオンとなりました。)


(あっ、やっぱりね)


(試合後の記者会見などはおどけたりもしていましたが、相手陣営、プロモーション会社の素晴らしいホスピタリティに感謝の弁を述べていました。)


(コリンさんもおめでとう。)


(長い間諦めず頑張ってきてよかったですね、次は”KOドラッグ・ショー”で地元の凱旋試合ですかね)


 さてこの後は南米旅行の時一緒に行動していたドイツ人に会い、その後はバンベルグでIBF世界ミドル級タイトルマッチ”キング”アーサー・アブラヒムVSラウール・マルケスの一戦です。

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