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諸国漫遊記
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(お前のせいで鍵をなくして大変だったんだよ!)

 インドは南部にあるハンピ村というところで滞在しているとき、山の上にある寺院に行ってきた。

 頂上で広がるパノラマ風景は広大で見とれて落ちてしまいそうだったよ。

 夕日が向こうの方の山脈に飲まれて行くのを見守るため、しばらくバナナとウォーター、それに文庫本、松本清張『黒革の手帖』で時間をつぶすことにしたんだ。

 まさかインドの南部の山のてっぺんで、ホステスさん達の攻防を描いた小説を読み、この絶景を目の前にして思い浮かべるのは、銀座のネオンと人間の欲望だとはね、やはりある程度はその場所にあったものを所持しなければならないと今は思うよ。

 まぁ、一応景色とミックスしながら熱読してたんだ。それで少しお腹すいてね、隣にあったバナナをつかんだんだよ。すると後ろの方でガサガサ音がするんだよ。

 振り向いたらね猿が鞄の中に頭突っ込んでるんだよ。

 寝転んだりしながら読んでたから、鞄が少し後ろ側にあったんだ。

 「キ、キー!!」

 とか言ってね、ハァ、ハァしてんだよ。

 あれ、そんな興奮するもの入れてたっけ?

 って思ったら、猿が暴れだしてね、なんか彼、チャックが後頭部の毛に絡まってるんだよ。

「キ、キー!キ、キー!」

 キ、キー!じゃねー、って、おい、走り出すな!

 全速力でね、鞄に覆われ視界を奪われた猿があっち側にいちゃったんだよ。

 僕は鞄の中に入っていて彼が落としていったカメラや傘などを拾いながらあっち側に向かったんだよ。

 そしたら鞄だけがねポツリとおいてあってね、皮でできた丈夫な鞄の底がポッコリ破れていたんだ。

 噂では彼ら握力200以上あるらしいね。


 猿くん達を怒らせてはいけないと思った。

 



 
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