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諸国漫遊記
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 エドウィン・バレロがその生涯を終えたそうだ。

 詳しいことは分からないのだけれど、どうやら外出先のホテルで自分の奥さんを殺害し、自ら自供。逮捕された後、拘置されていた独房で洋服を使い首つり自殺を図り、発見が間もなく死亡が確認されたらしい。

 その事実を聞いた時、何故だか身体に力が入らなかった。

 自分がバレロに触れた瞬間は今までに一度もない。

 しかし、間接的に彼の過去の対戦者、知人、ボクシングの関係者からその抑えが利かなかった性格について様々なことを聞いていた。

 優しさと狂気が共存していた、とも語っていたのはパナマで出会ったWBA副会長のヒルベルト・メンドサJrの言葉だった。

 当時まだWBAオフィスが今のパナマではなくベネズエラにあった頃、バレロの優しさに触れたその数分後に気がふれたような言動を起こすこともあった、と無名時代の彼について語っていた。そしてメンドサJrの中では常にその狂気の姿ばかりが気にかかった、とも言っていた。

 僕はそのような様々なエピソードを聞いて以来、バレロという人間をある種の枠からはみ出た人間だと捉えるようになっていた。

 しかし、今度のことでまず奥さんを殺害したという報道に大きなショックを受け、その後の彼の自殺に言いようのない乾いた感覚を覚えた。

 27戦27勝27KO

 その戦績から”怪物”とも呼ばれたエドウィン・バレロ、僕もそう思っていたし、今でもその感覚は変わってはいない。

 しかし、彼のその最期を聞いた時、その狂気の中に共存していた”人”の部分が見えた気がして、言いようのない乾きが胸に広がった。

 自分の中で、乾きとともに何かが残ってしまった気がした。

 バレロ夫婦のご冥福をお祈りいたします。
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(イブの風景)

 2年前のクリスマスイブ、僕はベネズエラに滞在していた。

 正確に言えば抜け出したかったのだ。

 ボクシングの試合を見にやって来たはベネズエラ、しかし試合は早々に中止を知った。ボクシング関係の場所も閉まっていてね。すぐにやる事が無くなってしまったんだよ。

 その間にいやな事も色々あってね。首都のカラカスではあらゆる場所で警官に捕まってしまったんだ。

 外を歩いていれば、捕まり。サンドウィッチを食べていれば、捕まり。地下鉄に乗ろうとすれば、捕まり!宿に戻ろう、、、ええい、何回捕まえれば気がすむんだ!

 一回捕まる毎に、もれなく数人の警官(拳銃付き)と取り調べ2時間がセットになって僕をおそってくる。

 しかし、中には可愛い警官もいてね!って、そんな場合じゃなかったんだ!

 皆同時に鞄の中を抜き取り出すし、僕のポケットにまで手を入れてくる。そのスキにまた違う警官が鞄に手を触れる。というような感じで、自分と鞄のを守るのに必死だったんだ。

 そんな街から出たくなり、僕は23日の夜だったかな?カラカスを去った。丸1日、バスの中で過ごしたイブの日だった。

 まぁ、今年は何も起きなかったのに対し、2年前は何も起きて欲しくなかったもんだ。

 イブ、ギリギリだった頃の思いで。ギリギリという意味では今年も変わってない、、、

(白いね、真っ白だ。僕のベネズエラの思い出みたいだ。)

 僕がベネズエラに滞在したのは2年前のクリスマスウィークだった。

 ボクシングの試合に合わせて入国したんだけどね、試合が中止になっちゃったんだよ。そのうえジムやあらゆるボクシング関係の場所も休暇をとっていたんだ。

 パナマシティにあったWBAオフィスでメンドーサJr氏に、数人のコンタクト出来る人間を教えてもらったんだけどね、皆休みでそれどころじゃなかったようだ。誰一人、連絡が取れなかったんだよ。

 実は試合自体やベネズエラのジムには、それ程興味は無かったんだよ。じゃあ何につられてやってきたかって?

 美女、ではなく(まぁ、それも確かめなければならなかったけどね)、チャベス(大統領)でもなく、ホルヘだよホルヘ。世界2階級王者ホルヘ・リナレス・チャンピオンだ。

 Jr氏が「彼はそのころ、休暇でベネズエラに帰ってきているはずだ。試合に行くらしいよ。」と言うもんだから、のこのこやってきたというわけだったんだよ。

 それで結局、試合が無かったわけだからね。リナレスが何処にいるのやら見当さえつかなかったんだ。

 何か一つでも。

 そう思ってね、カラカスのスポーツ新聞社に無理矢理押し掛けてね。ボクシング、またはスポーツ担当の人間を探しに行ったんだ。

 いなかったよ、もう休みに突入していた。

 それでもね、何とか住んでる地域までは分ったんだ。リナレスはカラカスとコロンビア国境の間程にある小さな町出身らしく、そこでは彼の家族は有名なのだそうだった。

 そして僕は急いでバスのチケットを購入しようとしたんだよ。

 だけど、この日はね既に23日だったんだよ、確か。

 さすがの僕でもクリスマス・イブに人の家に押し掛けるほど常識はずれではないよ。

 嗚呼、僕は結局イブにコロンビア目指しべネズエラを立ったのだ。


 今週の土曜、代々木でリナレスは世界タイトル防衛戦を行うね。ぜひ観戦したいけれどチケット完売らしいんだ。

 まぁ、チャンスがあるのなら、いつか彼と話してみたいです。イブではない時にね。


(この奥深くには美女達が君を待っている!)

 2年連続でベネズエラからミスユニバースが優勝したらしい。

 なるほどね、
 
 僕がこの国に訪れたのは2年前の冬、詰まり南半球だからベネでは夏だね、夏のクリスマス直前だった。

 コロンビアから陸路で入ったんだけどね、おっかない思い出が詰まってるんだよ、まったく。

 その話しはまたの機会にして、確かに美人の多い国だったよ。

 最初に訪れたのが確かコルドバという街だったはず。バザーが盛んな場所だった。

 道を歩いていてね、そこら辺の道ばたで風呂敷広げてる物売りがいるんだよ。色々売っていてね、落ちていそうな物や10ヶ月前は新品だったはずの物、盗品らしき品や、もちろん新品も取り揃えていたよ。

 それでね、その物売り、とびきりの美人さんやかわいい子が売ってるんだよ、道ばたで。

 おい、おい、日本ボクシングでが散々味わっている身体能力の差以上に衝撃的な光景だよ、それに売ってる商品と販売している娘とのあのギャップ、そんなに美人が余っているのかねこの国は。


 まぁでも、中南米では珍しくはない光景ではあるのだけど、そんな事も含めてバザーを歩くのは中南米旅行の一つの楽しみでもあったのである。
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